鹿児島・屋久島酒蔵訪問記
6月7日(月)
鹿児島桜島 羽田から鹿児島へ お得意様と一緒に鹿児島・屋久島の酒蔵訪問。
朝8時の便で羽田空港→鹿児島空港から鹿児島市へ。羽田では少し曇っており天気悪いかと思われたが、鹿児島に着いたらこの地は晴れ渡り、とても気持ちよい陽気。
幸先良いスタートとなった。
本日は垂水の八木酒造さんへ。鹿児島港からフェリーに乗り、一路垂水港へと向かう。

左手に桜島、青空に映えてその雄大な姿堂々と。

建設予定地八木酒造さんはこのたび30年ぶりに酒蔵を復活させる。黄金千貫生芋を100%使用した甕壷仕みのこだわりの本格芋焼酎を造るのである。この6月10日に地鎮祭を執り行ない、いよいよ工場建設にはいる。ここがその建設予定地である。この写真からだけでは判りづらいが、山の奥地で空気が旨い!素晴らしい環境。また清冽な清水が豊富に湧き出る、酒造りには最適な立地である。

洞窟ここは製造した焼酎を貯蔵する自然洞。近年発見されたもので、まったく人の手によらない自然に出来た洞窟だ。洞窟内に入るとまったく空気が違う。ひんやりとした薄暗い内部はそれこそ自然の恵みの貯蔵場。よくまあ、こういうところがあったものだと、また関心するばかり。


八木酒造社長八木酒造の社長さんとお話する。もう工場建設についてはメドが付いた。あとは11月から始まる焼酎作りの事ばかり考えているとの事。
とても生真面目で真剣な目でお話してくれた。如何に旨い焼酎をつくるか、それを考えると
緊張でふるえる思いになる、夜は中々寝付けないと仰っていた。・・これは良い焼酎が出来る!
夜は天文館へと繰り出し旨い焼酎を飲む。

6月8日(火)

西酒造本日は鹿児島市から吹上町の西酒造さんに伺う。あのさつま宝山,富乃宝山で有名な酒蔵。この芋焼酎ブームの火付け役になった、今、日本で一番注目を浴びている酒蔵である。山また山の中を車で1時間ほど走らせると、突然目の前にぴっかぴかの新築酒蔵・・まるで大型の郷土資料館のような建物が出現した。すごい。

 

内部もまた綺麗で清潔そのもの。ずらりと並んだ仕込み用の甕壷。芋焼酎の甘い香りが心地よい。工場内部1工場長さん、研究室長さんに詳しく製造過程を説明戴く。40畳ほどの研究室ではその日生産された焼酎が絶えずチェックされ、万全の品質保持と新製品の研究がなされている。この設備とこの姿勢、旨い焼酎が出来るはずだ。工場内部2
生産量昨年の2倍になったがそれでも足りずに悲鳴をあげていると言う。何とか少し余分に売って、というお願いも空しくなる。お世話いただいた西酒造の営業部長福本さん有難うございました。

明日は午前中に三岳酒造訪問という事で、午後には空路で屋久島へ渡る。
ここではお得意様の知人、鹿児島の野菜問屋の社長吉井さんのお世話になる。丁度吉井さんの息子さんが、屋久島エコツアーの
ガイドさんをやっておられるので、彼の車で案内していただき、何とも快適な屋久島の旅だった。 千尋の滝にて。千尋の滝
屋久島のさる その後、観光旅行でもないので歩きで十時間かかると言う縄文杉には
行けないが、その次に古いといわれる紀元杉へ行く。ここは車で行けるのだ。お猿さんが道路わきでくつろいでいた。

 

夜は早速“三岳”で乾杯!おっと・・昨日鹿児島で飲んだ三岳とえらい違い。これがとても旨いのだ。昨日の三岳も旨かったのだが、いや、その旨さがまったく違う。馥郁たる香りがあり何とも言えぬ甘味が口中を駆け巡る。このすっきりした味わい!皆で何故ここまで違うのか?話し合った結果が“水”。割り水が明らかに違うのだ。屋久島の超軟水で割った三岳は驚きの旨さだった。この水を何とか東京でも扱いたいものだ。

6月9日(水) 
三岳酒造の皆さんと屋久島行きの目的である三岳酒造さん訪問。社長の佐々木さんに焼酎作りの現状をうかがう。
こちらもやはり昨年の2倍の生産をしているが、足りない足りないと言われ続けているとの事。もっと作りたいが、焼酎生産の廃棄物の始末が非常に大変でこれ以上作るとその処理が出来なくなる、とのお話だった。処理設備にお金が掛かりすぎるのだそうだ。そういう側面があるとは思いつかなかった。
“旨い焼酎はいくらでも作れる。なんせ水が旨い。焼酎のほとんどは水なんだから。今までの経験と屋久島の旨い水でこの三岳は出来るんだ。私は研究者でもないし評論家でもないから難しい事はわからない。ただ一生懸命焼酎作りをするだけだ”と佐々木社長ははっきり仰っていた。
屋久島は月に35日雨が降るといわれるほどの降水量がある。それが山を伝わり濾過されて麓に流れ出ると、世界に誇る超軟水になり、旨い焼酎の源となるのだそうだ。佐々木社長、お忙しい中いろいろお話いただき有難うございました。

今回の鹿児島・屋久島訪問は、お得意様にお世話になり共に行動させて頂きました。本当に有難うございました。良い経験が出来ました。またこれを機会に西酒造・三岳酒造の焼酎がどんどん入るようになれば良いのですが、すぐにはそういうわけには行きそうもありません。これからお付き合いしていただける様がんばってみたいと思っております。でも八木酒造さんの新銘柄焼酎は期待十分。ヤマロクとしても、価値ある焼酎として大いに売っていきたいものです。